離れて見ていると、単純な問題に見えることがあります。
「説明不足なのではないか」
「共有が足りないのではないか」
「決めれば進むのではないか」
けれど、実際にその場へ近づくと、問題の形が少し変わって見えることがあります。
説明不足に見えていたものが、実は言葉を出しにくい場の空気だった。
共有不足に見えていたものが、役割の受け取り方の違いだった。
決めれば進むように見えていたものが、誰が引き受けるのかという重さだった。
距離が変わると、見えていた問題の輪郭も変わります。
遠くから見たときに前景にあったものが、近づくと背景へ退く。
逆に、近づかなければ見えなかった小さな反応が、急に前景へ立ち上がる。
組織や教育の場で起きる違和感は、距離によって形を変えながら現れることがあります。
その変化を急いで結論に閉じず、どの距離で何が見えていたのかを眺めてみる。
この構造は、講演で扱うテーマの一部です。
近づくほど、問題の形が変わって見えるとき
